もしシンデレラが男性だったら? 女の子に読んであげたい本『Good Night Stories for Rebel Girls』

もしシンデレラが男性だったら? 女の子に読んであげたい本『Good Night Stories for Rebel Girls』 1

幸せは歩いて来ない、だから歩いて行くんだよ。

本屋の子供用コーナーに行くと、ブルーを基調とした「男児用」とピンクを基調とした「女児用」が目につきます。息子を持つ筆者は何の気なしに男児用と書かれた本を手に取ったのですが、中に掲載されているストーリーは主人公を女児にしても違和感がないし、男児だけでなく女児が読んでも面白いものばかり。

ところが、女児用のプリンセス系は主人公を男児にしてみると違和感が…。例えばシンデレラを男性にしたらどうでしょうーー?

これはTimbuktu Labsが公開した動画です。

シンデフェラのイケメンっぷりに嫉妬した兄弟が壮絶なイジメ。舞踏会に参加できずメソメソしているところに魔法使いのおじいさんがやってきて魔法でシンデフェラを王子に変身させてくれます。そして顔面偏差値だけで、シンデフェラはお姫様と結婚。晴れて玉の輿にのりましたーー。

「こんなお話、息子に聞かせたいとは思いません。では、なぜ娘には聞かせるの?」

うーん、なぜでしょう。ストーリーとして面白いから…ですかね。

実はこの動画は、実在する100人の偉大な功績を残した女性たちのストーリーがまとめた『Good Night Stories for Rebel Girls』という本の宣伝用に作られたもの。

著作者のエレナ・ファヴィッリとフランチェスカ・カヴァッロは次のように語っています。

幼い少女が読む本は王子様や兄弟、ネズミが助けてくれる本ばかり。女の子が自分の手で夢を叶えるストーリーなんてほとんどありませんでした。

小学校入学時点で女の子は男の子より自分に自信がなくなっているのですが、それは何故でしょう? 「目標を持てば叶えられる」と言いますが、目標となる人物を知る機会さえ与えられなかったらーー?

もちろん女児用の本がそういったものばかりという訳ではありません。しかしより多くの女性の活躍や社会進出が求められている今の時代に、幼い頃から女性が潜在的に秘めている依存願望を助長するような本ばかりを与えていては、少女たちに「シンデレラ症候群」になれと言い続けるようなもの。

やはりお伽話はお伽話で置いておいて、男女問わず子供には無限の可能性が秘められていることに加え、夢や目標を自分で叶える楽しさを具体例と共に教える必要があるのではないでしょうか。

この『Good Night Stories for Rebel Girls』は、発売以来「プリンセス・ストーリーなんかより断然面白い!」と大ヒット中。現在、英語のみの販売となっておりますが、各国語での翻訳を望む声も多く寄せられているようです。日本語の出版にも期待したいですね。

子どもも大人も楽しめる、ABCの物理の絵本

image: YouTube
source: YouTube

中川真知子

Source: Gizmodo

この投稿へのトラックバック

トラックバックはありません。

トラックバック URL