餃子の絵文字を作った女性、その過程で餃子の起源が宇宙創生前の混沌だった歴史に辿り着く

この話、宇宙規模のスケールでした。

海外でも「Emoji」と日本語そのままで呼ばれ、『絵文字の国のジーン』という迷作映画まで作られるほど、世界中に浸透している絵文字。さまざまな表情や仕草、それにビールやハンバーガーなど飲食物、いろんな絵文字が揃っていますが…実はこれまで、餃子の絵文字はなかったのだそうです。

餃子は海外で“ダンプリング”と呼ばれ、世界中で独自のダンプリングに派生して食べられています。「なのに絵文字がないとはどういうことだ!?」と餃子の絵文字を作った女性が、その奮闘の様子を語ってくれました。

餃子の絵文字ができるまで

[embedded content] Video: Ignite/YouTube

グラフィック・デザイナーの彼女は上海出身のインイン・ルーさん。友達から「餃子を食べに行こう」というお誘いに、餃子の絵文字で返すことができないことに気付き、KICKSTARTERでキャンペーンを開始したのでした。

さらに絵文字を広めるには、ユニコードコンソーシアムという非営利組織からの承認が必要ということを知り、彼女はまず顔のある餃子のイラストを作成しました。食べ物の絵文字には顔がないのが普通ですが、彼女はウ○コ絵文字を参考にしてみたのだそうです。

顔をなくすのは必須条件、ほかにも45度に傾いていないといけないと言われて修正。ですがユニコード側から持ち帰り用のお箸占いクッキーも欲しいと要望があり、それらも追加したのでした。

180608_gyoza今はふつうに使える餃子の絵文字 Image: ギズモード・ジャパン

一度は認められたそれらの絵文字ですが、ある台湾人から、「中国と日本では、交差したお箸は無礼なことと捉えるお年寄りが多いよ」と意見をもらい、これを修正することに。そしてそれらは2月に承認され、つい5月末から世界中の携帯電話で使用が可能になりました。しかも各社さまざまな餃子絵文字を採用することになったのですが…EmojipediaとFacebookは餃子ではなく焼売になっていますね。

驚くべき餃子の起源

180608_gyoza2餃子の祖先のワンタンのルーツの混沌、中国の地理書『山海経』でのイメージ Image: Ignite/YouTube

ルーさんは最近上海を訪れ、餃子の祖先はワンタンだということを知りました。さらにはワンタンのルーツは食べ物ではなく「混沌」だったことを知り、しかも明王朝に記された『山海経』から、その「原始の混沌」は6本脚で4枚の翼を持ち、顔がないのに歌と踊りが上手い神様「帝江」だったことまで判明。そこでルーさんは「餃子をカジると宇宙を開くことに通じる」と拡大解釈し、新たなキャラクターの混沌ちゃんを生み出したのでした。

180608_gyoza3Image: Ignite/YouTube

日本人も餃子は大好きですが、さすがに宇宙創生以前の混沌がルーツだなんて知らずに食べていましたよね。これから餃子の絵文字を見たら、そんな歴史や混沌ちゃんに思いを馳せて味わってみるのもオツかもしれませんね。


Image: YouTube
Source: YouTube via Laughing Squid
Reference: ウィキペディア, ファンタジィ辞典mini

岡本玄介

Source: gizmo

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